--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007年11月26日 (月) | Edit |
坂本真綾:僕たちが恋をする理由/from Album "30minutes night flight"。
冬にじっくり聴くには一番の曲だと思います。理由はやっぱり温度感です。
すうっと曲の世界観に入り込む温度と今の温度がちょうどいい具合になる。

ワックスが掛けられた木の表面をピアノの音が弾くように響いて溶ける感じ。
背もたれを軽く倒して、見上げた天井に広がるのは冬の空のプラネタリウム。
ヘッドホンをしながら目をつむると、そういう世界観がすぐに広がるんです。

程よい肌寒さを肩に感じながら、震えてるのは身体なのか心なのか判らない。
空気の振動が、人の持つエナジーの強さって凄いんだなと感じさせるんです。
声が心に響くんですよ。それが残響になって徐々に周期がゆっくりになる。

母親の子守唄で眠るように、息遣いには人を安心させる効果があるようです。
あれは読んでもらう歌や本の内容より、息継ぎをする音の方が大切なのかも。
その頁を読み終えて、次へめくる際に出るブレスの方が安心するんですよね。

傍らで眠る彼女の寝息や、背負った子供の寝息。近くに人を感じる音なんです。
冬に欲しいのは安心やぬくもりだったりします。色で言うと暖色系になります。
それって物理的な暖房だけじゃなくて、心に灯った明かりの色でもあるんです。

そこで曲の総評ですが、心が暖かくなる音楽、というのが的確な表現ですかね。
曲全体は寒色なのに、そこに暖かい人がいるだけで少し幸せになれる感覚です。
でも一方的に享受するものじゃなくて、自分の心が震えて熱を生み出す感覚。


人は寄り添ってこそ人なんですよ。互いの心に小さな明かりを灯しながら。
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。