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2007年11月10日 (土) | Edit |
歌が切り取ることの出来る時間は短い。小節数にして100数十程度のモンです。
その短い中に十年分の出来事を詰めることは可能だろうかとふと思ったのです。
例えば十年前から現在に至るまでの自分をその中に語ることが出来るだろうか。

歌詞として、短い物語として、伏線を張って回収するようなスジが必要になる。
…十年前の僕がふと見つけたモノが、今になって伏線だったと気付くだろうか。
突然目の前を突風が過ぎるように、胸を込み上げるような感覚に陥るだろうか。

それには過去を回想出来るようにならないといけない。十年前は過去なのだと。
…過去なのか?気持ちは今でもあの頃のままだ。振り返るには距離が少し短い。
おそらく十年後の自分が"十年前"を回想しても、多分同じ感覚なんだと思う。

環境は随分変化したハズなのに、いつまでも変わらない自分が要るのは不思議。
ただ十年前に居た人々に出会うと、その人々だけ歳を取っているように見える。
その手に子供を抱えた同級生を、学生服を着た自分が見ているような感覚です。

通過した十年という月日は変わらないハズなのに、随分先を歩いている気がする。
やっぱり他人から見た自分も、そういう風に見えるのだろうか。僕だけなのか。
僕自身は多分、学生服を着た自分の居た場所から先に進めてはいないのだろう。

従って、僕にとって歌詞の中に時間を凝縮して詰め込むことは難しいんだと思う。
変わっていく人々を横目で見ながら、自分はそこから進むことを拒んでいるから。
気付けば外面はいい歳なのに、変わらない中身とのギャップに驚いているなんて。

両親の結婚記念日は今月。父親が結婚したのと同じ年齢になる自分が居る。
自分はこれから何が出来るんだろう。人並みに子を産み育て父親になるんだろうか。
…多分、そうなって初めて十年を過去だと振り返ることが出来るのかも知れない。


そのときに僕は自分の曲を作るんだと思う。学生服を着た十年前の自分に向けて。
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